ヨシハラ チエコ   YOSHIHARA, Chieko
  吉原 智恵子
教育・心理学部 心理学科
教授
発表年月日 2023/03/12
発表テーマ 大学生のゲーム使用と学生生活の充実度 ―ゲーム依存に関する教育・心理系の大学生を対 象としたアンケート調査から―
発表学会名 愛知児童青年精神医学会第14回学術総会
主催者 愛知児童青年精神医学会
学会区分 地方学会
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
単独共同区分 共同
開催地名 金城学院大学
開催期間 2023/03/12
発表者・共同発表者 小川しおり・中嶋理香・鷲見聡
概要 COVID−19パンデミック下でインターネット利用時間が長くなり、ゲーム依存傾向の学生も増加しているとの報告もある。本研究ではドイツで開発された質問紙(GADIS―A)の日本語版を用いて大学生におけるゲーム使用の実態を調査し解析を行った。大学1〜4年生320名(男性171名、女性149名)に対しGoogle Formによる無記名オンラインアンケートを実施した。1日のインターネット使用時間が5時間以上と回答した学生が44%、4時間以上5時間未満の学生と合わせると6割近くに上り、73%がコロナ休校(2020年2月)以前に比べて使用時間が増えていた。学生の77%が日常的にオンラインゲームを行なっており、合計スコアより「ゲーム障害」に該当する者(依存群)は35名(10.9%)と予想よりも高い比率で認められた。依存群ではインターネット使用時間が長いほど大学生活充実度が低下していた。ゲーム時間がコロナ後に増えた人はゲーム障害のリスクが高く、大学生活充実度が高いとゲーム障害のリスクは低い結果となった。