タグチ オサム   TAGUCHI, Osamu
  田口 修
健康科学部 リハビリテーション学科
助教
発表年月日 2017/10
発表テーマ 作業の実存的な理解 -統合失調症者の作業療法を通して-
発表学会名 日本精神病理学会 第40回大会
主催者 日本精神病理学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 仙台国際センター(仙台市)
概要 本報告は精神障害領域の作業療法の実践を通して見出された作業活動について,身体的な現象学の視点から捉えることを試みるものである.作業療法は,人のからだと物や道具,そして環境との関係に注目し,人を行為し活動する存在として捉えることを基本としている.適切な治療・援助を展開するためには,対象者の状態像の把握はもちろんのこと,作業そのものが人や環境に与える影響を分析し理解する視点が必要となる.考察の手掛かりとして自験例を紹介し,作業療法の展開の中で取り組むことになった『木工・ノコギリ作業』を取り上げ,これについてメルロ=ポンティの身体論を援用することで,作業と実存的な身体との特徴的な在り様について考察してみたい.