フジタ モトアキ
FUJITA, Motoaki 藤田 紀昭 スポーツ科学部 スポーツ科学科 教授 |
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発表年月日 | 2017/12/17 |
発表テーマ | 大学におけるアダプテッド・スポーツ教育 |
発表学会名 | 第1回障がい者スポーツ合同コングレス |
主催者 | (公財)日本障がい者スポーツ協会他 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(基調) |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
開催地名 | 東京都 早稲田大学 |
概要 | 平成30年度以降の学習指導要領では、年齢や性別及び障害の有無等にかかわらず、 運動やスポーツの多様な楽しみ方を社会で実践することができるよう配慮することやオリンピック・パラリンピックの意義や価値等の内容について触れられる予定である。しかしながら、教員は教員養成課程においてこれらについて学んでいない場合が多い。本報告では大学におけるアダプテッド・スポーツ教育の現状について述べるとともに、障害者スポーツ選手の育成等、強化に向けた取り組みの現状について述べる。
障害者スポーツ選手の受け入れを積極的に実施している大学、スポーツ施設等の使用を積極的に行っている大学は非常に少ない。組織的に障害者スポーツの研究を実施している大学も少ない。保健体育教員養成のためのカリキュラムでアダプテッド・スポーツ関連授業を開設している大学は約半数あるが必修化しているところは少ない。地方の国立大学の保健体育教員養成課程においてはその割合がさらに低い。ただし、近年では筑波大学、順天堂大学、日本福祉大学、日本体育大学等ではカリキュラム形態や研究内容、選手育成面で特徴的な取り組みがみられるようになった。 今後の課題としては、障害者スポーツ選手の受け入れ態勢の整備、組織的な研究の取り組み、体育教員養成課程におけるアダプテッド・スポーツ関連授業の必修化等がある。 |