ヨシハラ チエコ   YOSHIHARA, Chieko
  吉原 智恵子
教育・心理学部 心理学科
教授
発表年月日 2024/09/08
発表テーマ 大学生におけるSNS依存 -依存傾向と自他意識の観点から-
発表学会名 日本心理学会第88回大会
主催者 日本心理学会第88回大会実行委員会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 熊本(j熊本城ホール)
開催期間 2024/09/06~2024/09/08
発表者・共同発表者 髙塚夢加
概要 本研究は、SNSに対する依存傾向、承認欲求、他者意識、自己認識欲求の関連性及びSNS依存における承認欲求以外の要因を明らかにしていくことを第一の目的とした。さらにSNS依存傾向を促進させる心理過程のプロセスモデルの作成を行なっていくことを第二の目的とし、大学生を対象とした質問紙調査を行った。相関分析ではSNS依存傾向得点と他者意識得点、外的他者意識得点、空想的他者意識得点、承認欲求得点、注目及び賞賛獲得欲求得点、SNS利用時間、自己認識欲求得点の間に有意な相関があることが示された。また重回帰分析の結果、SNS依存傾向得点に対してSNS利用時間、注目及び賞賛獲得欲求及び外的他者意識、空想的他者意識が有意な正の影響があることが示された。またこれらの結果を踏まえ、構造方程式モデリングによるパス解析を行った結果、モデルの適合度から、自己認識欲求は他者意識と注目及び賞賛獲得欲求を媒介しSNS依存傾向に間接的影響を与え、さらに他者意識と注目及び賞賛獲得欲求、SNS利用時間は直接的影響を与えることを示すモデルが最も当てはまりがよいことが明らかになった。