バンノ ヤスヒロ
BANNO, Yasuhiro 坂野 裕洋 健康科学部 リハビリテーション学科 准教授 |
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発表年月日 | 2020/07/09 |
発表テーマ | 慢性頚肩痛に対する足浴の介入効果に関する検討 |
発表学会名 | 日本ペインクリニック学会第54回学術集会 |
主催者 | 日本ペインクリニック学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | Web |
発表者・共同発表者 | 坂野裕洋 |
概要 | 【緒言】足浴は自宅でも簡便に行うことが出来る温熱療法のひとつであり,健常者では身体加温に伴う組織温度の上昇が,組織の循環・代謝活動を促進するとともに,視床や大脳辺縁系を介して快情動を想起させるため,気分改善や鎮痛効果を得られるが,慢性疼痛有訴者に対する介入効果やその持続時間を検討した報告は少ない。【目的】慢性頚肩痛有訴者の諸症状に対する足浴の介入効果と持続時間を検討する。【方法】対象は慢性頚肩痛有訴者40名とし,42℃の温水で足浴を行う足浴群20名,足浴を行わない対照群20名に無作為に振り分けた。足浴は30分間とし,足浴前後,10,20,30分後に評価を行った。評価項目は,利き手側僧帽筋の筋硬度と筋圧痛閾値,頚部の運動時痛(痛みVAS)と快情動(快情動VAS)を測定した。【結果】足浴群では全ての評価項目において足浴前と比較して直後から30分後まで有意な改善を認めた。一方,対照群では全ての項目で有意な変化を認めなかった。なお,全ての評価結果において両群間には差を認めなかった。【結論】足浴は慢性頚肩痛有訴者の諸症状を改善させ,その効果は足浴後も30分間持続することが確認された。 |