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ソブエ カースティ シャーロット
SOBUE, Kirstie Charlotte ソブエ カースティ シャーロット 国際学部 国際学科 准教授 |
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| 発表年月日 | 2025/08/29 |
| 発表テーマ | 多文化共生社会における待遇表現:今改めて待遇表現とその教育について考える |
| 発表学会名 | 第28回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム&第27回BATJ年次大会 |
| 主催者 | ヨーロッパ日本語教師会 |
| 学会区分 | 国際学会 |
| 発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
| 単独共同区分 | 共同 |
| 国名 | イギリス |
| 開催地名 | 英国 スタッフォードシャー州キール大学 |
| 開催期間 | 2025/08/28~2025/08/30 |
| 発表者・共同発表者 | 青木志穂子
佐藤慎司 S.M.D.T. ランブクピティヤ |
| 概要 | 待遇表現、特に敬意表現や感謝表現に関する研究は長年にわたり行われてきている(Wetzel 2004, Okamoto &
Shibamoto-Smith 2016)が、多文化共生が進む現代社会において、待遇表現の教育や運用に関する新たな課題が浮かび上がっている。本パネルでは、歴史的、政策的、社会言語学的視点から待遇表現を再考し、多文化共生社会における日本語教育のあり方、特に待遇表現教育を改めて考え直してみたい。 まず、発表 1 では「失礼」という概念に着目し、日本語学習者がどれほど丁寧に話しても、日本人に「失礼」と受け取られ てしまう事例をいくつか取り上げ、本パネルの問題提起を行う。次に、発表2では、外国人が待遇表現のあり方に注目する歴史を、言語的・階層的・心理的観点から考察し、待遇表現がなぜそれほどまでに興味を持たれてきたのかを考察する。発表3では、日本語の敬語政策、特に「敬語の指針」に焦点を当て、日本語学習者や日本人大学生が敬語についてどのような意識を持っているのかを調査し、その結果をもとに敬語政策の意義と限界を検討する。発表 4 では、待遇表現、特に感謝表現に関する研究の歴史と近年の動向を概観し、多文化共生の観点から日本語教育への示唆を探る。 本パネルでは、学会テーマである「こころ・からだを中心に」という視点から、待遇表現に関して、私たち自身の意思疎通の しかたや、ことばのもつ意味を改めて考え、多文化共生社会における外国語教育の在り方を考える。また、小グループで、発表者、参加者が自らの教育実践を振り返りながら待遇表現の教育方法について明日への実践を考えていく機会も提供する。 本パネルの独自性は、待遇表現教育を考える際に歴史的、政策的、社会言語学的視点を同時に取り上げていることである。最後に、本パネルで取り上げる実践は日本や米国における実践ではあるが、ここで得られた知見は欧州にも寄与するものであることを強調しておきたい。 |