オオハシ ユウコ
OOHASHI, Yuko 大橋 裕子 看護学部 看護学科 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/08 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 外国人労働者居住地域における外国人保護者への子育て支援の取り組み |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 生活指導研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 34,7-13頁 |
著者・共著者 | 大橋裕子,坂本真理子,淺野いずみ,水谷聖子,橋本秀実,オチさや香,佐藤槙子,村石正枝 |
概要 | 外国人住民の定住化をめぐり、行政での対応が課題となっている。筆者らは外国人コミュニティと協働した情報提供の仕組みを検討する研究に取り組む中で、外国人人口が全人口の6%を超える愛知県A市において、NPO法人が主催する多文化子育て支援事業に参画する機会を得た。登録者の国籍は過半数がブラジルで、保護者の日本語レベルは「日常会話がわかる」が半数で最も多かった。開催頻度は週1~2回で、2名から21名と参加者数には幅があった。季節の行事等を取り入れた、折り紙や工作、ゲーム、歌、紙芝居などが主な活動で、父母が母国の料理や行事を紹介することも取り入れ、参加者同士の関係は徐々に深まった。遊びのプログラムに加え、健康情報の提供と育児相談も行った。本事業は外国人保護者の集いの場である社会資源の一つとして定着しつつある。活動において外国人保護者も部分的に役割を担う場面を設け、得意なことを活動に活かせることや、一部のスタッフは親の立場を兼ねて参加しており、支援する側・される側という一方向ではない運営が、参加のモチベーション向上やエンパワメントにつながると考えられた。 |