クボ タカシ   KUBO, Takashi
  久保 隆志
社会福祉学部 社会福祉学科
助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/04
形態種別 その他(論文)
査読 査読あり
標題 身寄りのない単身高齢者に対する「人生の最終段階における包括的支援機関」の構築について―ライフエンディング支援機関の構想(日本生命財団40周年記念特別事業高齢社会助成委託研究事業『地域共生社会の実現にむけた地域包括支援体制構築の戦略-0歳から100歳のすべての人が安心して暮らせる地域づくりをめざして』研究事業報告書、2020年3月)
執筆形態 共同
掲載区分国内
出版社・発行元 ニッセイ財団プロジェクト研究
巻・号・頁 187-205頁
著者・共著者 藤森克彦、中島民恵子。久保隆志
概要 本プロジェクトでは、知多半島をフィールドに、身寄りのない単身高齢者が、人生の最終段階で必要となる「日常生活支援」「身元保証」「死後事務」を包括的に提供する機関―-ライフエンディング支援機関――の構築を検討した。
具体的には、知多半島における身寄りのない単身高齢者への支援の実態と課題を考察した。その上で、「ライフエンディング支援機関」に求められる機能・要素として、1包括的にサービス提供できるコーディネート機能をもつこと、2判断能力の有無によって、上記支援機関の利用者を制限しないこと、3公的機関の関与があること、4低所得者であっても利用が可能なこと、5上記支援機関が広域的に支援することや生前から身寄りのない単身高齢者と関係性をもつことによって、各自治体が支援する場合よりも、運営コストの適正化に寄与できること、を指摘した。
知多半島では、2008 年に中間支援機能をもつNPO法人や社会福祉協議会などが協力して「NPO法人知多地域成年後見センター(以下、後見センター)」を設立した。後見センターは、広域的に成年後見事業を担い、知多半島の5市5町から委託料を受けて、相談業務を受任している。また、権利擁護の視点から、身寄りのない高齢者の生活支援も担っている。
後見センターは、上記の5つの機能・要素のうち、2を除いた4点をほぼ満たすと考えられることから、後見センターの利用者を「判断能力のある人」に広げた上で、後見センターを「ライフエンディング支援機関」とすることを提言した。