ヤマネ マキ
YAMANE, Maki 山根 真紀 スポーツ科学部 スポーツ科学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 大学研究所等紀要(論文) |
標題 | 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大における学生の健康及び生活に関する調査報告(第2報) -前期調査(2020年5月)と後期調査(2021年1月)の比較- |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 日本福祉大学スポーツ科学論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 5 |
概要 | 本研究は新型コロナウイルス感染拡大の影響によるスポーツ科学部学生の「健康」,「講義・授業」,「大学生活」,日常生活」,および「経済」への不安について,2020 年度前期初めの調査(前期調査としてすでに報告済み)と今回実施した後期授業終了時の調査(後期調査)を比較し,今後の学生指導の資料を得ることを目的として行われた.その結果 1)前期調査と後期調査において,学生の不安は,「大学生活」では変化がないものの,「健康」では有意に増加,「講義・授業」,「日常生活」,「経済」および「大学や学部への要望」では有意に減少した. 2)「大学生活」の不や心配は前期調査から後期調査において十分改善されていないことが示された. 3)「健康」や「日常生活」に関する不安を感じている学生の中には,特にメンタル面でのサポートが必要な学生がいることが示唆された. 4)経済への不安や心配,経済支援の要望は前期に比べ減少した. 5)遠隔授業での学習の質に対し学生は不安を抱いており,授業形態の工夫(遠隔・短縮授業,ネット配信,レポート対応)」に関する要望も高い.遠隔授業はコロナ渦にかかわらず今後も採用される可能性が高いため,学生が満足する授業づくりについて,教育の質を高める授業形態を学部全体で検討・共有していく取り組みが必要であろう. |