ヤマネ マキ
YAMANE, Maki 山根 真紀 スポーツ科学部 スポーツ科学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 大学研究所等紀要(論文) |
標題 | キャンプの効果を検証する ―A大学生のレポートからの分析― |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 日本福祉大学スポーツ科学論集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本福祉大学 スポーツ科学部 |
巻・号・頁 | 1,57-66頁 |
著者・共著者 | 山根真紀,時安和行 |
概要 | キャンプ実習に参加した2014年65名,2015年44名の実習後のレポート分析から,キャンプの効果を検証した.その結果,以下のことが示された.
1) キャンプを成功させるために必要な要素は【グループや仲間との関係】,【個人の能力や資質】,【健康や安全】,【行動規範】【事前準備・事前学習】【良い指導スタッフや自然環境】の6つのカテゴリーに分類され,特に班の仲間と協力することがキャンプ成功のカギと学生は考えている. 2) キャンプの安全管理で重要なことは,【刃物の使い方】【活動に適した服装】【害虫対策】【やけど】【健康管理】【病気やケガ対策】【野生動物対策】【事前準備・事前学習】【その他】の9カテゴリーに分類された.これらの安全管理に関するカテゴリーは事前講義での学びがキャンプ実習で活かされている場合もあるが,キャンプ実習を体験する中で学習していく内容もある. 3) 最も「自然について理解を深めることができた活動」は「トレッキング・登山」だが,天候によって学生の感じ方や認識が変化するが,悪天候は学生の自然への驚異や畏敬の念を高める可能性があることが示唆された. 4) 最も「信頼関係を深めたりコミュニケーションをとったりした活動」は野外炊事(84.1%)であった.野外炊事は学生同士がコミュニケーションをとる有意義な活動であることが示唆された. |