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キクチ リョウ
KIKUCHI, Ryo 菊池 遼 社会福祉学部 社会福祉学科 講師 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2025/09 |
| 形態種別 | その他(論文) |
| 標題 | 犀川スキーバス事故から40年、「いのちを大切にする」の意味とは
―ヴァイツゼッカー「荒れ野の40年」を参照しながら― |
| 執筆形態 | 単独 |
| 掲載誌名 | 現代と文化 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | (151),83-96頁 |
| 概要 | 1985 年の犀川スキーバス事故から 40 年を迎え,「いのちを大切にする」という理念の真の意味について,ヴァイツゼッカー元西ドイツ大統領の「荒れ野の 40 年」演説を参照しながら考察した.ヴァイツゼッカーは「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」と述べ,過去の出来事を「心に刻む」ことの重要性を説いた.40 年という歳月は記憶が風化する一方で,新たな視点からの検証を可能にする転機でもある.過去と向き合うことは忘却に抗う困難な作業だが,現在を生きる者の責任でもある.日本福祉大学は事故後,継承活動を続けてきた.一方で,「いのちを大切にする」ことと教育の質を両立させる根本的な葛藤が存在している.福祉教育では現場での体験が不可欠だが,それには必然的にリスクが伴う.真に「いのちを大切にする」とは,単なる安全確保ではなく,人の痛みや苦しみに寄り添い,その現実と向き合うことも含む包括的な概念である.過去の教訓を内面化し,安全性と学びの質の両立を図る実践的な教育こそが,次の40 年への責務である. |
| researchmap用URL | https://nfu.repo.nii.ac.jp/records/2000437?fbclid=IwY2xjawNV96NleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFKeE05eDN0Nmw3ckNKR1dnAR6au5YSRFdKSP3fN-TM8td-r79Wm9wLiHFMheWDKaLYaskRJsO9fHH0yupdQA_aem_VAs46GNwB8L6UMTjO7J1zA |