(最終更新日:2024-04-21 11:49:52)
  ヨシハラ チエコ   YOSHIHARA, Chieko
  吉原 智恵子
教育・心理学部 心理学科
教授
■ 研究分野
社会心理学 
■ キーワード
認知の変容, 認知的葛藤の処理, 自他の相対化, 社会的公正, 社会的投射 
■ メールアドレス
kyoin_mail
■ 学歴
1992/03 学習院大学大学院 人文科学研究科 単位取得満期退学
2019/03 名古屋大学 博士(心理学)
■ 職歴
1998/10~2000/03 上智大学 文学部 助手(非常勤)
2000/04~2008/03 日本福祉大学 情報社会科学部 助教授
2008/04~2019/03 日本福祉大学 子ども発達学部 心理臨床学科 准教授
2019/04~2020/03 日本福祉大学 子ども発達学部 心理臨床学科 教授
2020/04~ 日本福祉大学 教育・心理学部 心理学科 教授
■ 学内役職・委員
2021/04/01~2023/03/31 日本福祉大学 「人を対象とする研究」に関する倫理審査委員会委員長
2017/04/01~2019/03/31 日本福祉大学 子ども発達学部心理臨床学科長
2015/04/01~2017/03/31 日本福祉大学 子ども発達学部心理臨床学科心理臨床専修長
2013/04/01~2014/03/31 日本福祉大学 子ども発達学部心理臨床学科心理臨床専修長
■ 主な研究テーマ
社会的投射(social projection)対象および類似性の認知的機序に関する研究 
対立意見をもつ二者間の討議過程における自他の相対化効果 
■ 業績(著書)
2009/03 『現代社会を社会心理学で読む』   (共著)
2008/02 『自己心理学6 社会心理学へのアプローチ』   (共著)
2007/03 『人文叢書4 自己カテゴリー化における心理的過程を巡って』   (共著)
■ 業績(論文)
2024/01 社会的投射(Social Projection)と意見の参照妥当性との関連の検討 日本福祉大学子ども発達学論集 16,1-8頁 (単著) 
2022/01 内集団・外集団成員の同意・不同意に伴う情緒的反応の差異および社会的投射の媒介作用の検討 日本福祉大学子ども発達学論集 (14),11-21頁 (単著) 
2019/03 認知の変容を促す対人的相互作用過程に関する研究 -自他の相対的視点の獲得に着目して-   (単著) 
2019/03 自他の相対化が討議の生産性に及ぼす効果 東海心理学研究 13,8-21頁 (共著) 
2018/07 Social projection to out-groups:
Japanese students refer to psychologically distant others Journal of Pacific Rim Psychology 12,pp.1-9 (共著) 
2014/09 「友人関係の進展過程におけるパーソナリティの類似性認知及び一致・不一致情報の変化について」 『日本福祉大学研究紀要 現代と文化』 (第130号),45-61頁 (単著) 
2011/09 「「世間」のものの見方の共通認識と認識源に関する予備的研究-「世間」のものの見方は確かに共有化されているか?「世間」の認識源はどこにあるのか? -」 『日本福祉大学研究紀要 現代と文化』 (第124号),99-112頁 (単著) 
2006/03 「「自他を相対化する」とはどのようなことか?-不斉合な情報の処理過程からの考察-」 『日本福祉大学情報社会科学論集』 第9巻,101-106頁 (単著) 
2005/03 「集団討議における集団過程と個体間影響過程の関係」 『日本福祉大学情報社会科学論集』 第8巻,75-81頁 (共著) 
2004/03 「公正な分配に関する一考察-9.11募金と補償の事例をもとに-」 『日本福祉大学情報社会科学論集』 第7巻,91-101頁 (共著) 
2003/03 「コミュニケーション過程における態度変容-一般的態度の類似性および不一致な意見による葛藤の効果-」 『日本福祉大学情報社会科学論集』 第6巻,91-98頁 (共著) 
2003/01 Is self-enhancement negatively related to constructive self-criticism? Self-enhancement and self-criticism in Israel and in Japan. Journal of Cross-Cultural Psychology, Vol.34(No.1),pp.24-37 (共著) 
2002/02 「自他の関係性と相対的比較について-自発的特性生成法を用いた測定に基づいて-」 『日本福祉大学情報社会科学論集』 第5巻,1-5頁 (単著) 
2000/03 「不斉合な対人情報の処理場面における自己‐他者間の相対性の知覚-類似性と共感性の観点から-」 『上智大学心理学年報』 24巻,25-32頁 (単著) 
1995/02 集団討議場面におけるマイノリティ、マジョリティの相互影響過程について 福島大学教育学部論集,57,55-65. 57,55-65頁 (共著) 
1994/03 An experimental investigation of modes of resolution as applied to inconsistent information : Utilization of terms of disposition.(Reprinted with the Young Researcher Encouragement Award in 1992) The Japanese Journal of Experimental Social Psychology 33(3),pp.179-190 (単著) 
1993/03 情報生産性に及ぼすコミュニケーション形態の効果 学習院大学計算機センター年報,14,10-25. 14,10-25頁 (共著) 
1993/11 学校組織の制度化に関する研究 -校則の内容分析に基づいて- 実験社会心理学研究 33(2),89-100頁 (共著) 
1991/07 不斉合な情報の処理様式(Modes of resolution)の研究 -対人情報を材料として- 実験社会心理学研究 31(1),39-48頁 (単著) 
■ 学会発表
2023/03/12 大学生のゲーム使用と学生生活の充実度 ―ゲーム依存に関する教育・心理系の大学生を対 象としたアンケート調査から―(愛知児童青年精神医学会第14回学術総会)
2016/07/26 Self-protective function of social projection: Social projection to out-group increases the validity of opinion.(The 31st International Congress of Psychology)
2013/11 現代大学生における内集団・外集団へのFC効果(日本社会心理学会第54回大会)
2010/09 非対面状況下における対立意見の調整過程-自他の相対化,合意の必要性,一般的態度の類似性,葛藤水準の観点から-(日本社会心理学会第51回大会)
2010/09 対面状況下における対立意見の合意形成過程-自他を相対化すること,合意の必要性,一般的態度の類似性,葛藤水準の観点から-(日本心理学会第74回大会)
2009/08 社会の変化と社会的実在性(ワークショップ「現代社会を社会心理学で読む その3」)(日本心理学会第73回大会)
2005/09 集団主義的公正観と分配の公正観(日本社会心理学会第46回大会)
2003/09 自己カテゴリー化過程における社会的比較(日本社会心理学会第44回大会)
2002/11 分配の公正感に影響を与える諸要因の効果(日本社会心理学会第43回大会)
2001/10 責任・報酬分配におけるヒューリスティック-社会的現実の先行効果-(日本社会心理学会第42回大会)
2000/11 不斉合情報を含む印象形成課題における個人・集団遂行の相違-社会的事象に対する社会的判断-(日本社会心理学会第41回大会)
2000/11 集団意思決定場面における成員相互の比較影響過程(日本心理学会第64回大会)
1999/08 Relative comparison between self and close friend(The 3rd Conference of the Asian Association of Social Psychology)
1998/09 友人関係の進展過程における一致、不一致事象の推移とアイデンティティの形成(日本グループ・ダイナミックス学会第46回大会)
1995/11 刺激人物に見る「自己」 -不斉合な対人情報の統合と類似性の知覚-(日本グループ・ダイナミックス学会第43回大会)
1995/09 集団討議における社会認知的葛藤と意見の収斂に見る内面的変化(日本社会心理学会第36回大会)
1995/09 課題イメージの保有が集団討議に及ぼす影響について(日本社会心理学会第36回大会)
1994/10 集団討議において態度が異なる成員相互の影響過程について(日本心理学会第58回大会)
1992/11 対立意見への対処方略と興味、知識、状況的圧力との関係について(日本社会心理学会第33回大会)
1991/10 コミュニケーション形態による情報生産性の効果(日本グループ・ダイナミックス学会第39回大会)
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■ 所属学会
1986/04~ 日本心理学会
1986/04~ 日本社会心理学会
1986/04~ 日本グループ・ダイナミックス学会
1988/04~ 日本教育心理学会
1994/04~ 日本発達心理学会
2003/04~ 産業・組織心理学会
2017/04~ 東海心理学会
■ 受賞学術賞
1991/10 日本社会心理学会 平成3年度日本社会心理学会若手研究者奨励賞「認知的枠組みの変容とこれを決定する要因について」
1992/09 日本グループ・ダイナミックス学会若手研究者奨励賞 平成4年度日本グループ・ダイナミックス学会若手研究者奨励賞「不斉合な情報の処理様式(Modes of resolution)の研究-対人情報を材料として-」(実験社会心理学研究,1991. pp.39-48.)
■ 講師・講演
2019/12 社会的影響過程における自己と他者の相対的関係性
2006/10 統計解析パッケージを用いた心理データの解析(日本福祉大学(半田キャンパス))
2004/04 認知的枠組みの変容過程に関する実験的研究法
2003/06 集団と個人の意思決定 -社会心理学の視点から社会開発を考える-
■ 社会における活動
2012/12~2014/11 日本学術振興会科学研究費審査委員
2019/11~2023/10 日本心理学会認定心理士資格認定委員
2021/07~ 東海心理学会理事,編集委員
■ 競争的資金等の研究課題
1996/01~1998/12 対人認知における自己と他者の相対性の研究 -不斉合な情報の処理場面での共感性の差異(日本学術振興会特別研究員(PD)) 
2001/04~2002/03 自他の相対的比較と関係性が認知的枠組みの変容に与える影響について(日本福祉大学課題研究) 
2003/04~2006/03 社会的文脈における自己カテゴリー化の機能に関する研究(学習院大学人文科学研究所共同研究プロジェクト) 
2004/04~2008/03 認知的枠組みの変容過程における社会的比較対象の相対化効果(科学研究費基盤研究C) 
2003/04~2006/03 「「自己カテゴリー化」における心理的過程を巡って」(自己カテゴリー研究会編学習院大学人文科学研究所出版助成) 
2007/04~2008/03 社会的公正・不公正の意思決定における認知的均衡化の機序に関する研究(日本福祉大学課題研究) 
2012/04~2013/03 自己・他者・「世間」に関する心理学的研究(学習院大学人文科学研究所特別共同研究プロジェクト) 
■ 主要学科目
社会心理学/社会・集団・家族心理学 心理学実験 心理学統計法