(最終更新日:2024-08-20 20:38:01)
  カドサキ ヨウヘイ   KADOSAKI, Yohei
  角崎 洋平
社会福祉学部 社会福祉学科
准教授
■ 研究分野
社会福祉政策, 政治哲学(福祉政策の規範理論) 
■ キーワード
金融ウェルビーイング、福祉的貸付、家計改善支援、社会正義論、福祉政策理論 
■ メールアドレス
kyoin_mail
■ 学歴
2002/03 金沢大学 経済学部 卒業
2013/03 立命館大学 先端総合学術研究科 修了 博士(学術)
■ 職歴
2002/04~2008/03 国民生活金融公庫
2011/04~2013/03 日本学術振興会特別研究員 DC2
2013/04~2015/03 立命館大学衣笠総合研究機構 専門研究員
2015/04~2018/03 日本学術振興会特別研究員 PD
2015/10~ 立命館大学生存学研究センター 客員研究員
2018/04~ 日本福祉大学 社会福祉学部 社会福祉学科 准教授
■ 学内役職・委員
2023/04/01~ 日本福祉大学 社会福祉学部長補佐
■ 業績(著書)
2021/02 『信用生協50年史』   (共著)
2020/08 『生活困窮と金融排除 生活相談・貸付事業と家計改善の可能性』   (共著)
2018/10 『ロールズを読む』   (共著)
2018/05 『フードバンク:世界と日本の困窮者支援と食品ロス問題』  43-68頁 (共著)
2016/04 『正義(福祉+αシリーズ)』   (共著)
2016/02 『マイクロクレジットは金融格差を是正できるか』   (共著)
2013/03 『体制の歴史:時代の線を引きなおす』   (共著)
■ 業績(論文)
2024/01 「コロナ特例貸付を特別なものにしてはならない:ポストコロナの福祉貸付再編に向けた覚書」 貧困研究 31,41-59頁 (単著) 
2023/04 「生活の安定と貸付:生活困窮者への貸付はどう位置づけられてきたか/位置づけることができるか」 福祉社会学研究 (20),53-71頁 (単著) 
2023/03 「新自由主義と福祉社会は両立可能か」 福祉研究 (116),62-69頁 (単著) 
2022/09 「コロナ特例貸付からみえる日本の困窮者支援事業の限界」 福祉研究 (115),3-6頁 (単著) 
2021/11 「金融ウェルビーイングのための貸付:生活困窮者支援制度としての位置と意義」 個人金融 (2021秋) (単著) 
2020/12 「コロナ禍と貸付による生活困窮者支援」 貧困研究 (25),24-38頁 (共著) 
2020/09 「福祉的貸付の規範理論:金融ウェルビーイングと社会正義の観点から」 社会保障研究 5(2),166-178頁 (単著) 
2020/04 「低所得者の金融排除と金融ウェルビーイング:ファイナンシャル・ダイアリー調査に基づく分析と考察」 大原社会問題研究所雑誌 (738),19-36頁 (単著) 
2019/04 「なぜ生協が生活相談・貸付事業に取り組むのか:低所得者・生活困窮者等の金融福祉の観点から」 生活協同組合研究 (519),12-20頁 (単著) 
2018/12 「協同組織金融による生活困窮者支援: 生活協同組合の生活相談・貸付事業の福祉社会における意義について」 協同組合研究 38(2),31-39頁 (単著) 
2018/05 「平等主義の時間射程:デニス・マッカーリーの「いつの平等か」論の意義と限界 政治思想研究 (18),319-347頁 (単著) 
2017/06 「社会保障システムにおける食料保障:フードバンク事業の社会政策的側面での意義と可能性についての考察」 貧困研究 (18),82-95頁 (単著) 
2016/08 「低所得世帯・要保護世帯向けりバースモーゲージの現状と問題点:都道府県社会福祉協議会への質問票による全国実態調査から」 社会福祉学 57(2),119-131頁 (共著) 
2016/03 「扶養義務を果たさない扶養義務者の不動産相続は不公平か:要保護世帯向け不動産担保型生活資金貸付の問題点」 立命館大学生存学研究センター報告 (26),90-115頁 (単著) 
2014/03 「アンダーソンの民主主義的平等論:関係性の射程」 立命館大学生存学研究センター報告 (21),12-51頁 (単著) 
2013/03 「福祉的貸付の歴史と理論」(博士論文)   (単著) 
2013/03 「選択結果の過酷性をめぐる一考察:福祉国家における自由・責任・リベラリズム」 立命館言語文化研究 24(4),43-57頁 (単著) 
2012/03 「二つの貧困対策:戦後創設期の社会福祉制度運用における羈束と裁量、または給付と貸付」 立命館大学生存学研究センター報告 (17),175-207頁 (単著) 
2010/03 「なぜ<給付>ではなく<貸付>をするのか?:Muhammad Yunusの<貸付>論と「市場社会」観の検討」 コア・エシックス (6),157-167頁 (単著) 
2009/03 「庶民金庫の貨幣貸付に対する『潜在能力』アプローチ:グラミン銀行との比較における考察」 コア・エシックス (5),57-90頁 (単著) 
■ 業績(その他)
2024/03 「「正義」について真剣に考えるために」(特集 今読んでおきたい!福祉を考えるための重要文献) 福祉研究 (117),48-52頁 (単著) 2024/03
2022/09 「コロナ禍の経済的困窮支援をどのように進めるか:特例貸付の実態と償還開始を見据えて」 ガバナンス (257),20-22頁 (単著) 2022/09
2021/10 「困窮者への貸付支援の現実と改革課題」 住民と自治 (702),26-28頁 (単著) 2021/10
2021/08 「調査のまとめ:社会福祉協議会職員に対する緊急アンケートからみえること」 『新型コロナウイルス感染症特例貸付に関する社協職員アンケート』 144-149頁 (単著) 2021/08
2021/07 「限界に直面する「特例貸付」による支援:社会福祉協議会職員に対する緊急アンケートからみえること」 議会と自治体 (279),33-38頁 (単著) 2021/07
2018/11 「フードバンクを社会保障システムとして活かすために」 参加システム 18(6),4-4頁 (単著) 2018/11
2018/11 「協同組合金融による生活困窮者支援」 共済と保険 (725),19-21頁 (単著) 2018/11
2018/03 「「平等」はいかにして「責任」を制御するのか : 井上彰『正義・平等・責任』岩波書店へのコメント」 『立命館大学生存学研究』 (1),77-82頁 (単著) 2018/03
2017/07 「(巻頭言)家計相談支援と自己責任」  (112),3-3頁 (単著) 2017/07
2017/04 「低所得者・要保護世帯向けリバースモーゲージ」 消費者法ニュース (111),115-117頁 (単著) 2017/04
2017/03 『知のフロンティア:生存をめぐる研究の現場』  66-67頁 (共著) 2017/03
■ 学会発表
2021/09/25 特例貸付からみえる日本の困窮者支援事業の限界(日本福祉大学社会福祉学会大会「コロナ禍からみえる社会福祉の実践課題」)
2018/11/25 「低所得世帯の家計管理・金融排除」および「ファイナンシャル・ダイアリー調査結果報告」(貧困研究会第31回定例研究会「金融排除の実態調査報告」)
2018/09/15 「低所得世帯の家計分析に基づく金融排除の研究」(社会政策学会137回大会)
2018/07/22 「社会保障システムの中でのフードバンクの役割」(『フードバンク:世界と日本の困窮者支援と食品ロス対策』出版記念シンポジウム)
2018/06/03 「民間非営利事業としての生活困窮者向け貸付事業について」(政策実現過程のグローバル化に対応した法執行過程・紛争解決過程の理論構築 第6回研究会)
2018/05/19 「貸付は福祉事業たりえるか:生活福祉資金貸付事業と生協の相談・貸付事業」(東海地域ホームレス・生活保護研究会102回研究会)
2018/05/12 「協同組織金融における生活困窮者支援:生活協同組合の生活相談・貸付事業の福祉社会における意義」(日本協同組合学会第37回春季大会)
2017/10/22 「低所得者支援としての貸付:世帯更生貸付は誰を包摂してきたのか」(日本社会福祉学会第65回秋季大会)
2016/06/25 「書評コメント:橘木俊詔『21世紀日本の格差』(京都生命倫理研究会)
2016/02/22 「日本の福祉貸付史・再考」(出版記念シンポジウム・マイクロクレジットは金融格差を是正できるか)
2015/12/13 「フードバンクの理論・歴史的背景:社会保障制度のなかのフードバンクの意義」(貧困研究会大会)
2014/11/25 「日本におけるリバースモーゲージ型生活保障制度の現状と課題」(医療経済研究会定例研究会)
2014/06/28 「分配される財とその時間射程:多元的な生活保障制度の正当化に向けて」(福祉社会学会第12回大会)
2013/11 「分配的正義の時間射程:デニス・マッカーリーの議論を中心に」(関西倫理学会大会)
2012/06 「リベラリズムは過酷か?:福祉社会における「自由」と「責任」の再定位・試論」(福祉社会学会第10回大会)
2012/05 「借手の脆弱性と債権管理:生活協同組合による福祉的貸付の検証」(社会政策学会第124回大会)
2011/06 「世帯更生資金貸付制度の成立過程と初期実戦:貸付することの福祉的意義と可能性・問題点についての考察」(福祉社会学会第9回大会)
2010/05 「個人内資源移転としての貸付:ファイナンスの社会福祉的意味付けに向けた試論」(福祉社会学会第8回大会)
■ 所属学会
政治思想学会
日本社会福祉学会
2021/01~ ∟ 査読委員
社会政策学会
福祉社会学会
関西倫理学会
■ 受賞学術賞
2018/05 政治思想学会 政治思想学会研究奨励賞
■ 講師・講演
2021/11 「社協職員アンケートを踏まえた特例貸付の課題」
2021/08 「特例貸付による支援の限界と地域福祉の新たな取り組みに向けて――特例貸付社協職員アンケートからみえること」
2018/07 「なぜ生協が生活相談・貸付事業に取り組むのか:日本における金融包摂と協同組合の果たす役割」(仙台市)
2016/03 「生協の生活相談・貸付事業の福祉的意義」(大阪市)
■ 委員会・協会等
2022/04 一宮市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会 会長
2019/04~2022/03 一宮市高齢者福祉運営協議会 会長
■ 競争的資金等の研究課題
2011/04~2013/03 貸付と給付の社会福祉理論:ライフプランをめぐる資源移転政策の研究 
2013/09~2015/03 リバースモーゲージ型生活保障の実態調査 
2015/04~2018/03 日本の福祉的貸付事業の戦後史 
2015/04~2018/03 福祉政策における給付と貸付のリンケージ構造の研究 
2019/04~2023/03 包摂的な貸付システムの検討:金融ケイパビリティ論を踏まえた実証研究と規範研究 
■ 科研費研究者番号
10706675