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    (最終更新日:2024-02-16 13:40:29)
  オグニ カズコ   OGUNI, Kazuko
  小國 和子
国際福祉開発学部 国際福祉開発学科
教授
■ 研究分野
文化人類学・民俗学, インドネシア地域研究 
■ キーワード
開発人類学、ローカルな開発と農村、外国人技能実習生、月経と文化、フィールドワーク論、インドネシア、 東南アジア、 日本農村 
■ 学歴
1993/03 千葉大学 文学部 卒業
2003/03 千葉大学大学院 人文社会科学研究科 修了 博士(学術)
■ 職歴
1993/07~1994/03 (財)国際開発センター調査部(嘱託)
1994/12~1996/12 青年海外協力隊派遣(インドネシア)
1998/05~2000/02 青年海外協力隊農村開発プロジェクト派遣(プロジェクトコーディネーター)
2003/04~2003/09 福井県医師会看護師専門学校 非常勤講師
2003/09~2006/03 国際協力機構専門家としてカンボジア派遣(農民組織・参加型開発)
2006/04~2008/03 日本福祉大学大学院国際社会開発研究科非常勤講師
2007/04~ 東京大学大学院新領域創成研究科 非常勤講師
■ 学内役職・委員
2017/04/01~2023/03/31 日本福祉大学 大学院国際社会開発研究科長
■ 業績(著書)
2022/06 『月経の人類学 女子生徒の「生理」と開発支援』   (共著) Link
2021/03 『職場・学校で活かす現場グラフィー―ダイバーシティ時代の可能性をひらくために―』   (共著) Link
2018/11 「文化的慣習とコミュニティ開発」『国際開発学事典』  86-87頁 (単著) Link
2018/11 「農業・農村・農民」『国際開発学事典』  110-112頁 (共著) Link
2018 Action Research aimed at contextualizing Partnership in Irrigation Water Management in South Sulawesi, Indonesia, in Kenji Otsuka(eds), Interactive Approaches to Water Governance in Asia  pp.175-196 (単著) Link
2017/03 『地域共生の開発福祉―制度アプローチを越えて-』  85-98頁 (共著) Link
2016/03 「水管理を巡る人々の価値の行方」 窪田順平編『水を分かつ 地域の未来可能性の共創』   (共著) Link
2015/10 「共感と合理―南スラウェシ農村の灌漑管理における水番マンドロ・ジェネの事例より」『実践と感情:開発人類学の新展開』   (共著) Link
2013/03 『福祉社会の開発-場の形成と支援ワーク-』  39-51頁 (共著) Link
2011/05 『フィールドワーカーズ・ハンドブック』   (共著) Link
2011/05 『開発援助と人類学~冷戦・蜜月・パートナーシップ』   (共著) Link
2011/04 『支援のフィールドワーク:開発と福祉の現場から』   (共著) Link
2010/03 『クロスロード増刊号2010 途上国ニッポンの知恵』   (共著)
2008/03 『研究叢書569 開発と農村 農村開発論再考』   (共著) Link
2007/04 『テキスト社会開発 貧困削減への新たな道筋』   (共著) Link
2005/09 『シリーズ国際開発第3巻:生活と開発』   (共著) Link
2005/03 『援助とエンパワーメント』   (共著) Link
2004/04 『援助と住民組織化』   (共著) Link
2003/10 『研究双書533:インドネシアの地方分権化』   (共著) Link
2003/09 『村落開発支援は誰のためか』   (単著) Link
■ 業績(論文)
2021/11 「インドネシアの農村ガバナンスにみる「越境性」とは―灌漑水路管理からコロナ下での協働実践への展開事例より」 『国際開発研究』 30(2),25-40頁 (単著)  Link
2019/11 「インドネシアの女子中学生にみる月経対処/管理の実態と「正しい知識」―学校教育とイスラーム規範に着目して」 『国際開発研究』 28(2),51-66頁 (単著)  Link
2019/03 「地域性を観て、創る―外国人技能実習制度を活用したインドネシア若手農業者育成の試みを事例に」 『開発学研究』 29(3) (単著)  Link
2008/12 「開発実践のフィールドワーク」 『国際開発研究』 17巻(2号),9-22頁 (単著)  Link
2008/04 「農村開発フィールドワークと援助」 『ワールドトレンド』 (第151号),12-15頁 (単著) 
1999/12 「村落開発実践の民族誌」 『民族学研究』 第63巻(第4号),317-334頁 (共著)  Link
■ 業績(その他)
2022/04 「これからを生きるために「当時の決断」を振り返る」(学生と教員による座談会担当)北野真帆・内藤直樹編『コロナ禍を生きる大学生』   (共著) 2022/04 Link
2011/03 「自分らしさ」をローカルに問い続けて生きる」 『ローカル・センシティヴな「開発とジェンダー」研究の構築をめざして(2006‐2008年度科学研究費補助金 基盤B(課題番号18310159)研究成果報告書』  (単著) 2011/03
2003/01 <翻訳>『インドネシア改革闘争記』(セロ・スマルジャン編)  99-154頁 (共著) 2003/01 Link
2000/05 <翻訳>『インドネシア農村社会の変容』(セロ・スマルジャン他著)   (共著) 2000/05 Link
■ 学会発表
2023/11/12 現代日本の文脈に即した「包括的な月経教育」の在り方の検討―文化人類学の視点から(代表 杉田映理:大阪大学)(日本学校保健学会第68回学術大会)
2022/06/04 「インドネシア南スラウェシ農村部における月経衛生対処~公立中学校での教育と支援の事例を中心に(日本文化人類学会第56回研究大会)
2021/11/21 「職場・学校で活かす現場グラフィー ダイバーシティ時代の可能性をひらくために」(国際開発学会第32回全国大会(ブックトークセッション))
2020/12/06 文脈を超えて知をつなげる ―インドネシア農村における灌漑水路管理から村ガバナンスへの展開―(国際開発学会第31回全国大会)
2020/05/31 「フィールドの応答―農業分野の外国人技能実習生を巡る取り組みを手掛かりに」(日本文化人類学会第54回研究大会) Link
2019/11/17 インドネシアの女子中学生にみる 月経対処/管理の実態と「正しい」知識 ―学校教育とイスラーム規範に着目して―(国際開発学会第30回全国大会)
2019/06/15 組織的な水管理の実現に資する 「越境的」アクターとは ―インドネシア南スラウェシ州灌漑農業受益地域の事例よりー(国際開発学会第20回春季大会)
2018/11/24 農村フィールドワーカーの生活設計と開発アクターとしての「よりよい生活」(国際開発学会第29回全国大会)
2017/11/25 農村生活改善にみる「生活の見直し」の行く末―農業・農村の主体が揺らぐ日本から考える(国際開発学会第28回全国大会)
2015/11 「考え(続け)る農民」アプローチで 生産と福祉をつなぐ -カンボジアと高知県中山間地域の事例から-(国際開発学会第26回全国大会)
2014/11 アクション・リサーチを通じた相互作用機会の創出-農民による地域固有の持続的灌漑管理実現に向けて-
2013/11 共感と合理-南スラウェシ農村の灌漑管理における水追人マンドロ・ジェネの事例より-
2013/06 手段として/目的としてのフィールドワークにおける応答性
2011/11 「主旨と狙い」(セッション「支援のフィールドワーク」企画説明)(国際開発学会)
2011/11 「顔の見えるストーリー」を活かす:トラキ/ブギス混住農村における共同調査の事例より(国際開発学会)
2011/06 支援事業を日常的実践に近づける:カンボジアにおける農村開発現場の事例から(国際開発学会)
2010/12 農村開発支援のフィールドワーク-長期的視点から支援のインパクトを描く-
2009/06 開発実践のフィールドワーク(日本大学生物資源科学部国際地域開発学科内実行委員会事務局)
2007/11 農村開発のフィールドワーク(国際開発学会)
2007/05 農村開発エスノグラフィー(日本文化人類学会)
全件表示(24件)
■ 所属学会
2000/04 国際開発学会 Link
1994/04 日本文化人類学会 Link
2017/11~ 日本地域開発学会 Link
■ 受賞学術賞
2004/11 国際開発学会 国際開発学会 奨励賞
■ 講師・講演
2021/10 「国際協力と多文化共生」
2020/12 「ローカルな月経の話から国内外の開発課題へのアプローチ(SDGs5を「じぶんごと」として考えるひとつのきっかけとして)」
■ 社会における活動
2023/11~2026/10 国際開発学会 副会長/ 常任理事
2020/11~2023/10 国際開発学会 理事
2014/11~2020/10 国際開発学会 常任理事
■ 競争的資金等の研究課題
2008/04~2011/03 サゴヤシ利用の伝統的農村が水稲栽培農村として存続できる農村変容要因分析 
2009/10~2013/03 「支援の人類学:グローバルな互恵性の構築に向けて」 
2009/04~2012/03 開発援助のフィールドワークにおける介入性に関する研究(若手B) 
2012/04~2015/03 実践と感情―開発人類学の新展開 
2011/04~2016/03 「統合的水資源管理のための「水土の知」を設える」  Link
2014/04~2016/03 同時代の喫緊課題に対する文化人類学の<応答>可能性の検討 
2012/04~2015/03 共同研究(若手)「「国家英雄」から見るインドネシアの地方と民族の生成と再生」 
2015/04~2018/03 開発協力・研究に資する日本の生活改善経験に関する資料、応用事例の収集と体系化(国際開発学会) 
2016/04~2021/03 応答の人類学:フィールド、ホーム、エデュケーションにおける学理と技法の探求(科研 基盤A)  Link
2016/09~2017/03 水ガバナンスへのインタラクティブ・アプローチ:アジアの事例研究 (アジア経済研究所) 
2017/04~2020/03 グローバルなアジェンダとなった月経のローカルな状況の比較研究  Link
2018/04~2022/03 「持続可能性課題の協働解決に向けた越境的実践に基づくガバナンス―アジア比較事例研究」 
2018/04~2021/03 開発福祉の理論と方法:制度の狭間での地域福祉と社会開発の融合に関する実践的研究 
2020/10~2023/03 月経をめぐる国際開発の影響の比較研究――ジェンダーおよび医療化の視点から  Link
2022/04~2026/03 現代日本の文脈に即した月経に関する教育の在り方の検討  Link
2022/04~2025/03 開発福祉のプロセスとマネジメント機能の分析:ウィズコロナ時代の地域共生に向けて  Link
■ 主要学科目
異文化理解、開発人類学、開発ソーシャルワーク演習、国際交流ファシリテーション演習、アジアのローカル言語と文化、卒業研究、研究方法論、現地語による開発事例研究(インドネシア語)、支援のフィールドワーク