ナガエ ミヨコ   NAGAE, Miyoko
  長江 美代子
看護学部 看護学科
教授
発表年月日 2016/05/21
発表テーマ PEトレーニング後スーパービジョン(SV)を受けながら実施したパートナーからの性暴力による慢性PTSD女性に対するPE療法の実施とSVの一考察
発表学会名 第15回日本トラウマティック・ストレス学会
主催者 日本トラウマティック・ストレス学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 仙台、宮城
発表者・共同発表者 小西聖子
概要 【目的】PEトレーニング後SVを受けながら実施した、パートナーからの性暴力による慢性PTSD女性に対するPE療法の効果とSVの学びを分析し、SVの重要性を考察する。
【方法】PE療法は、トラウマ記憶を繰り返し話す想像エクスポージャー、日常生活の中で避けているものになれるための現実エクスポージャーで構成される。PE4日間トレーニング受講後、DV離婚後の36歳PTSD女性A氏(CAPS 97, IES-R 58, K6 13, DES 58)を対象に、1回90分~120分のセッションを、1回/週のペースで3か月間、13セッション回実施した。インターネット回線によるビデオ通話で10回のスーパービジョン(60分/回)を受けた。
【結果】A氏は、解離が改善し不安と恐怖が高まったセッション5~7を乗り切った後以後は、感情が言語化され認知が修正されてくるとともに症状が改善し、セッション12ではCAPS=40,IES-R =9, K6=6, DES= 5となり、終了となった。SVでは、セッション1~3で、A氏のPTSD症状に沿って丁寧に説明すること、呼吸方法を確実に教えることが強調された。エクスポージャーによるエンゲージメントとその後のプロセシングのメリハリをつける必要性を繰り返し指導を受けた。
【考察】
SVで受けた指導は、実施してみるとその効果が見えて効果的であった。セラピストの症状や認知についての理解があいまいであることが治療のプロセスに大きく影響すること、治療中のA氏の孤独さを理解し声をかけること、ほめることの重要性が良く理解できた。