ナガエ ミヨコ   NAGAE, Miyoko
  長江 美代子
看護学部 看護学科
教授
発表年月日 2006/12/01
発表テーマ 薬物依存症回復施設ダルクにおける薬物依存症者の社会復帰に関わる要因
発表学会名 第26回日本看護科学学会学術集会
開催地名 兵庫県神戸市
発表者・共同発表者 小菅有希
概要 本研究ではマイクロ・エスノグラフィーの技法を用いて薬物依存症回復施設ダルクにおける利用者の社会復帰に関わる要因を明らかにした。特定のダルク一箇所にて利用者5名を対象に、3ヶ月間のフィールドワークと半構成的個人インタビューを行った。社会復帰に向けた過程には以下の4つの段階があった:①「自ら助けを求める」、②「ダルクにつながる」、③「ダルクの中で生きる」、④「生き方を学ぶ」。薬物依存症者の回復と社会復帰のプロセスを促進する要因としては、自らが経験した底つき体験、ダルクプログラムと生活環境、仲間との相互作用があった。薬物依存症者の場合、社会に出た後も薬の再使用のリスクは高く、社会復帰に向けた過程は行きつ戻りつすると考えられた。そのため、薬物依存症者の社会復帰を支えるためには、家族への心理教育、またダルクを出た後のフォローアップを含めたシステムの構築が今後の課題である。(口演)