ナガエ ミヨコ   NAGAE, Miyoko
  長江 美代子
看護学部 看護学科
教授
発表年月日 2009/11/01
発表テーマ 児童精神科に入院する思春期年代の子どもの攻撃行動の特徴‐質問紙調査とエスノグラフィーによる分析から‐
発表学会名 第29回日本看護科学学会学術集会
開催地名 千葉県千葉市
発表者・共同発表者 土田幸子
概要 質問紙調査と攻撃行動が表出される場面の観察から、児童精神科に入院する児童の「攻撃行動」の特徴を明らかにする。質問紙調査は、児童精神科に入院する小学5年~中学3年の児童30名と、公立小・中学校に在籍する同年齢の児童326名を対象とした。47項目からなる自記式の反応的・能動的攻撃性尺度を用い、分析は、思春期児童と入院児童を比較するため、t検定および1元配置分散分析後、多重比較(tukey)を行なった。エスノグラフィーによる参加観察は、児童精神科の思春期男子病棟に入院する小学5年~中学3年の児童14名を対象に行った。データは、研究者が週2~3回の割合で病棟を訪問し、子どもたちと遊んだり活動を共にしながら、攻撃行動が表出される場面を観察し収集した。思春期児童を攻撃傾向の有無で分け、入院児童との3群間で比較したところ、入院児童と思春期児童の間で有意差(p<0.01)がみられた項目は、「攻撃有能感」だった。思春期児童の攻撃傾向・無と有、入院児童間で有意差がみられた項目は、「怒り」(p<0.01)、「仲間支配欲求」(p<0.05)、「欲求固執」(p<0.01)の3項目だった。児童精神科に入院する思春期児童の攻撃行動の特徴は「攻撃有能感を得る」「欲求充足」「力関係」であった。(示説)