ミズタニ セイコ   MIZUTANI, Seiko
  水谷 聖子
看護学部 看護学科
教授
発表年月日 2011/10
発表テーマ N市で生活するホームレスを対象とした民間による巡回型訪問活動の現状と課題‐支援活動の有機的な連携・協働をめざして‐
発表学会名 第70回日本公衆衛生学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 秋田県秋田市
概要 年からN市を中心にホームレス支援活動しているS診療所の2008年からの3年間の巡回型訪問活動の結果を分析した。平均参加者は4.3名で、医師、薬剤師、看護職など有資格者の平均参加数は3.2名であった。活動エリアは、公園(36.4%)、河川敷(24.2%)高速道路高架下21.2%)、都心の駅周辺(12.1%)であった。訪問し直接話ができたのは195名であった。内服薬など処方(37.9%)、塗薬や湿布など外用薬を処方(23.8%)であった。紹介状を必要とした人は(9.9%)であった。即、野宿生活からの脱却や生活保護につながることは珍しい。継続的な活動で情報提供や今後の生活を考えるきっかけとしての意味が大きいと思われる。医師の確保はじめ、活動に対する理解者や活動メンバーの拡大、巡回訪問エリアの優先度の検討、活動資金の確保、活動の有効性を実証する取り組みが必要である。