ニシハラ ミユキ   NISHIHARA, Miyuki
  西原 みゆき
看護学部 看護学科
講師
発表年月日 2014/07
発表テーマ 勲章的花びら型ツールを用いたプレパレーションの評価 ―入院している子どもの家族からみたプレパレーションの評価―
発表学会名 日本小児看護学会第24回学術集会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 東京都
発表者・共同発表者 共同研究者:西原みゆき、服部淳子、汲田明美、植木美貴子、鈴木友子、岡崎章
概要 子どもの頑張りを視覚的に確認できる勲章的な要素を持つ花びら型プレパレーション・ツールを7種類作成し、そのツールを用いたプレパレーションの有効性を看護師および子どもの家族の両視点から評価することとした。本稿では、入院児の家族からみた評価について報告する。A病院入院中の幼児期~学童前期(3~9歳)の子どもの家族89名に対し、プレパレーション時、検査・処置時の子どもの反応およびプレパレーションに関する評価を5段階評定(5:そう思う~1:そう思わない)、子どもと家族の属性に関する無記名自記式質問紙調査を行った。7種類のツールの内容は、専門家会議において必要度が高いと判断された『入院案内』『採血』『点滴』『CT検査』『MRI検査』『腎生検』『手術』『退院』を取り上げた。介入を行った子ども(以下、子ども)89名のうち、家族から調査の回答が得られたのは69名(回収率77.5%)であった。本ツールの特徴である勲章的要素を含めたツールを使用した介入により、特に就学期以降の子どもに対する身体侵襲の大きい『手術』『点滴』により高い効果が示された。子どもにとって治療・処置への参加の励みにつながり、臨床現場におけるプレパレーションの有効性が確認された。(示説)