サイトウ カズハル   SAITO Kazuharu
  齋藤 一晴
教育・心理学部 学校教育学科
准教授
発表年月日 2010/05/30
発表テーマ 「東アジアからみた『独仏共通教科書』-東アジア共通歴史教材制作の現場から-」
発表学会名 日本西洋史学会第60回大会小シンポジウム ドイツ・フランツ共通歴史教科書の射程
主催者 日本西洋史学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 大分・別府大学
概要 ヨーロッパにおける共通歴史教材作成の歴史は、70年余りに及ぶ。今日、ドイツとフランスでは、共通歴史教科書の使用が開始されており、歴史認識の共有の具体化が教室で試みられている。報告は、そおうしたヨーロッパにおける事例を、東アジアの共通歴史教材の作成者から分析を加える、というものである。またヨーロッパと東アジアにおける事例との相違は、研究や実践の違いだけでなく、国家観や市民観の相違からしょうじていることを明らかにした。そして歴史認識の共有とは、歴史対話の積み重ねを教室に還元する思想的いとなみであると論じた。