タナカ マサヒロ   TANAKA, Masahiro
  田中 将裕
健康科学部 リハビリテーション学科
助教
発表年月日 2015/06
発表テーマ 骨伝導ヘッドホンを使用し, 食事の中断が減少した施設入所認知症高齢者の一例.
発表学会名 第49回日本作業療法学会
主催者 日本作業療法士協会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 兵庫県神戸市
発表者・共同発表者 田中将裕
概要 BPSDの陰性症状であるアパシーによって,食事摂取が中断してしまうため,介助者がつききりで摂取の促し(以下,口頭介助)や,食事を口元まで運搬する動作の介助(以下,動作介助)を行っていた難聴の認知症高齢者に対し,骨伝導ヘッドホンを活用した聴覚刺激による介入について検討した.その結果,介入の有無で食事の所要時間,動作介助回数は変わらなかったが,介入中は,口頭介助が不要となった.骨伝導ヘッドホンから呈示された音声が,実際の口頭介助の音声と同等の効果となり,症例の食事摂取の自立度が向上し,さらには介助量の軽減にもつながったと考えられる.