フルザワ アヤコ
FURUZAWA, Ayako 古澤 亜矢子 看護学部 看護学科 教授 |
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発表年月日 | 2024/09/14 |
発表テーマ | トラウマインフォームドケア(TIC)と生活指導、TICと癒しの点を探し続ける |
発表学会名 | 日本生活指導学会第42回研究大会 |
主催者 | 日本生活指導学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 札幌市 |
開催期間 | 2024/09/14~2024/09/15 |
発表者・共同発表者 | 古澤亜矢子 |
概要 | 今回の課題発表は、PCIT親子ケース、メンタルヘルスの問題を抱え、休みがちである教員と子どもとのTCITを実施するケースを紹介し、TCITでは,他職種が入り共にTCITを実施していく中で、TCITを教員にどう導入していくか、教員のモチベーションを高めていくのか、TCITのスキルの1つであるポジティブな関わりのモデル学習、教員間の関係性を高めていくこと、教員の忙しい業務の中で、振り返りの時間を確保していくこと、 教員の大切にしている教育観を尊重しながら、教員と他職種が連携していく上でのTICの重要について示す。教員が自信を持てること、子ども達に対してリーダーシップを発揮できることが重要であった。PCITを基本として、親子、教員と子の関係性にアプローチしていくことは、 ‘トラウマが関係しているかもしれない’、‘問題行動をする子’、‘困った教員’、といった否定的な見方で捉えるのではなく(野坂、2019)、反対の良い面、良い行動に着目していく事、相互関係の中で、相手や支援者に見られているトラウマの影響を認識すること、そして、トラウマの影響は、社会や人との関わりを避けてしまい支援者も避けてしまうかもしれないことを常に考え、簡単には楽にはならないトラウマであるからこそ、それならば‘癒し’をもたらす時間を生み出したいものである。 |