ユハラ エツコ
YUHARA, Etsuko 湯原 悦子 社会福祉学部 社会福祉学科 社会福祉学部 社会福祉学科 教授 |
|
発表年月日 | 2019/08/25 |
発表テーマ | 少年院を出た少年たちが遭遇する生活困難と再非行に至るプロセス |
発表学会名 | 日本司法福祉学会第20回全国大会 |
主催者 | 日本司法福祉学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 鈴鹿医療科学大学 千代崎キャンパス |
発表者・共同発表者 | 湯原悦子 |
概要 | 抄録集16p
少年院を出た後の少年は、いかなる困難に遭遇しどのような対処を試みたのか、再非行に至った場合、どのようなプロセスをたどったのかについて明らかにし、非行からの離脱に向け、いかなる支援が求められるのかを示すことが本研究の目的である。調査対象は再非行防止をミッションとする市民団体Aがサポートした少年のうち、少年院に入所し、その後社会内でサポートを受けた21名である。市民団体Aが作成した支援記録を用いてretrospectiveな質的分析を行った。結果、出院した少年たちが直面する困難の内容については、主に8つ ①生活場所、②人間関係(家族、非行仲間、先輩、彼女)、③金銭トラブル、④金銭管理、⑤健康状態、⑥飲酒問題、⑦仕事、⑧学業、資格 確認できた。再非行に至った少年たちは「うまくいかない」との焦りから自暴自棄になり、解決策を見いだせないまま非行行為へと及んでいた。 |