フルザワ アヤコ
FURUZAWA, Ayako 古澤 亜矢子 看護学部 看護学科 教授 |
|
発表年月日 | 2018/06/19 |
発表テーマ | 患者カルテがもたらす主体性と対話 ~精神科看護ツールとしての新たな可能性~ |
発表学会名 | 日本精神保健看護学会第29回学術集会 |
主催者 | 日本精神保健看護学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(基調) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 名古屋 |
発表者・共同発表者 | 木下由利子、坪之内千鶴、小田佳子, 古澤亜矢子,野村直樹 |
概要 | 我々が入院中の細々とした出来事や退院後の実生活の体験を共有することは稀である。患者の生きる世界が患者カルテというナラティヴを通して再現され、それがどのように精神科看護の支援につながるか提示したい。気付きは、自ら書いたカルテだからこそ、患者が真に自分の病気を受け入れた瞬間でもある。他人の書いたカルテよりも、患者自らが書いたカルテの意義がここにあり、患者カルテは看護師のみがそれに関わることができる特異な技術である。患者―看護師間のコミュニケーションツールであるばかりか、患者自らが著者となり、カルテの読者になることで、自分の生活誌の立体視が可能となる。病気に対して主体性がもて、患者の内に対話をもたらす。 |