タカギ ヒサシ
TAKAGI, Hisashi 髙木 尚 教育・心理学部 学校教育学科 教授 |
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発表年月日 | 2015/08 |
発表テーマ | オムツ替えは「教育」か?-東京都立特別支援学校の「学校介護職員」制度の導入をめぐって |
発表学会名 | 日本教育学会(ラウンドテーブル) |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 猪狩恵美子、河合隆平、佐田幸三郎、武田俊男、竹下忠彦 |
概要 | 東京都が制度化した「学校介護職員制度」について、教員へのアンケート調査を基にその問題点と今後の課題を分析するとともに、肢体不自由教育における「介助」の位置づけについて、学習過程の特徴と東京における肢体不自由教育の歴史から検討し発表を行った。本人担当部分:「肢体不自由教育実践における『介助』の意義」を単独発表。東京の肢体不自由教育の歴史において「介助員制度」が一時期存在したが、その仕事内容を検討し、要望を進める過程で非常勤職員から臨時職員へさらに準職員となり、最終的には教育職としての正規職員と変わっていった。その要望の根拠は、介助員も「子どもの全体を見て、成長、発達、自立を見通した実践をするから」という観点に立ったものだった。また、「介助」と呼ばれていた指導が、その内容の深まりにつれて「〇〇指導」と呼ばれるようになった歴史がある。そのような歴史の始点から現在の「学校介護職員制度」を検討することが必要である。 |