ニシムラ ナオキ   NISHIMURA, Naoki
  西村 直記
スポーツ科学部 スポーツ科学科
教授
発表年月日 2019/12/06
発表テーマ 人工炭酸泉浸漬時の温度感覚におよぼすTRPV1チャンネルの関わり - 培養細胞を用いた実験結果からの検討 -
発表学会名 第24回人工炭酸泉研究会
主催者 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ㈱
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 東京
発表者・共同発表者 西村直記、杉本直俊、中村太地
概要 高濃度人工炭酸泉(高CO2)への浸漬時の皮膚温度感覚上昇機序や血管拡張作用機序に関わるTRPV1の関与について、細胞モデルを用いて検討した。血管平滑筋のHSP90の発現量は高CO2条件の20%CO2濃度で有意に増加した。かつ、血管平滑筋のTRPV1の発現量も高CO2条件で有意に増加した。高CO2でHSP90およびTRPV1の発現が亢進することから、高濃度のCO2が温度刺激を模倣すること、かつ、その模倣にTRPV1が関与する可能性が示唆された。以上から、高濃度炭酸浴による温度感覚の上昇にもTRPV1が関与しているとの仮説を裏付けるものであると思われる。