エンドウ ユミ   ENDO, Yumi
  遠藤 由美
教育・心理学部 子ども発達学科
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1986/03
形態種別 大学研究所等紀要(論文)
査読 査読あり
標題 「戦後日本養護問題史研究(その1)-積惟勝集団主義養護論検討の視点-」
執筆形態 単独
掲載誌名 『教育論叢』
出版社・発行元 名古屋大学教育学部
巻・号・頁 (第29号),61-72頁
概要 本稿では、積惟勝集団主義養護論の従来の評価を再検討するものである。積の養護論の形成期、家族集団(父母中心)養護実践期(1945-1951年)には、子どもをどの子どもも「人間としては変わりない子ども」ととらえ、さらにどの子どもにも教育は可能であると認識していた。積はこの戦災孤児感-子ども観に基づいて、子どもたちが集団の中で生活を創造し、労働を体験し、文化的諸活動を展開する。すなわち、「人間として、人間らしく生きる」ように方向づける教育を人間教育とした。ここに集団主義養護論の「萌芽」がみられる。