モリモト シンタロウ   MORIMOTO, Shintaro
  森本 真太郎
健康科学部 リハビリテーション学科
助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/03
形態種別 大学研究所等紀要(論文)
標題 作業療法教育における運動学実習〜構造構成主義に基づく「作業」に根ざした授業の構想と実践〜
執筆形態 単独
掲載誌名 日本福祉大学健康科学論集
掲載区分国内
巻・号・頁 23,11-18頁
著者・共著者 ◎森本真太郎
概要 作業療法の独自性と専門性を有した運動学的分析を実践するため作業療法養成校の運動学実習において,作業療法士の治療手段である「作業」の概念的特性を踏まえた人間の運動学的理解に寄与する授業の展望を得ることを目的とした.
授業実践においては,学生が自ら設定した「意味のある作業」を実際に行い,関心(目的)に照らして文献を調べ,グループ内で活発に対話する様子が絶えず見られた.アイデアをホワイトボードに書き,グループ内で対話し情報を共有しながら実習を進めることで,学生の能動性が引き出されたと思われる.これは造構成主義を哲学的基盤とする運動学実習(以下,構造構成的運動学実習)を受講することで「頭脳レベルの理解」が深化し,「身体的了解」による「腑に落ちる体験」を求め,学生間の活発な相互作用が生まれたと考えられた.
こうした学内での体験が,実際の臨床場面における「状況」と,何を明らかにしたいのかという「目的」に応じて運動学的分析の分野と方法を選択し,如何にしてクライエントの「意味のある作業」との関連性を示せるかが,作業療法士が用いる運動学の独自性と専門性を語る上で重要であると考えられる.