スズキ ケンジ
SUZUKI, Kenji 鈴木 健司 経済学部 経済学科 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/09 |
形態種別 | 大学研究所等紀要(論文) |
査読 | 査読あり |
標題 | 「所得税の所得階層別にみたイロージョンの計測」 |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 『日本福祉大学経済論集』 |
出版社・発行元 | 日本福祉大学経済学会 |
巻・号・頁 | (第45号),45-61頁 |
概要 | 本稿では,所得税の税収調達能力からイロージョンを計測した.イロージョンは,①課税ベースから漏れるものと,②課税ベースから税額を算定する段階で発生するもの2つのカテゴリーが考えられる.イロージョンとは,徴税されるべき税収が実際には徴収されない現象のことであり,近年の所得税収入に減少にともない税収調達能力を弱めてしまう要因になっていることから関心が高い.本稿では,2010(平成22)年度のデータを用いて,イロージョンを計測した.計測結果から分離課税によるイロージョンは3兆868億円分にも達し,かつ所得税の累進性を損ねていることが明らかになった. 総ページ:17 |