アサイ ユウジ
ASAI, Yuji 浅井 友詞 健康科学部 リハビリテーション学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/02 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Dynamic Stretching Has Sustained Effects on Range of Motion and Passive
Stiffness of the Hamstring Muscles |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | ©Journal of Sports Science and Medicine |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 18,13-20頁 |
著者・共著者 | Masahiro Iwata , Ayano Yamamoto, Shingo Matsuo , Genki Hatano , Manabu Miyazaki , Taizan Fukaya
, Mitsuhiro Fujiwara , Yuji Asai ,Shigeyuki Suzuki |
概要 | 本研究の目的は,ハムストリングスにおけるDSが柔軟性の各評価指標に与える即時的効果と,その効果持続時間を検証することである。被験者は健常学生12名(男性6名,女性6名,平均年齢21.8±0.8歳)であり,対象筋は右ハムストリングスとした。DSは両手で平行棒を把持した立位姿勢から,膝関節伸展位で股関節を最大屈曲させた後に元の立位姿勢に戻すまでの自動運動を,2秒/回の頻度で行った。DSの回数は15回×1セットとし,計10セット実施した。柔軟性の評価指標はstiffness,最大動的トルク,膝関節最大伸展角度の3種類とした。実験手順はまず各評価指標を測定した後にDSを実施し,DS直後,それ以降は15分毎に90分後まで,各評価指標を測定した。その結果,最大動的トルク,膝関節最大伸展角度はDS実施前に比べDS直後で有意に増加し,その効果はそれぞれ15,90分後まで持続した。StiffnessはDS実施前に比べDS直後で有意に低下し,その効果は90分後まで持続した。以上のことから,DSを実施するとROM増加に伴って最大動的トルクは増加し,stiffnessは低下するが,stiffnessに対するDSの効果持続時間は最大動的トルクに対するそれよりも長いことが示された。 |