アサイ ユウジ
ASAI, Yuji 浅井 友詞 健康科学部 リハビリテーション学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 子供のスポーツ外傷に対するリハビリテーション |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | MEDICAL REHABILITATION |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 全日本病院出版会 |
巻・号・頁 | 228(10),19-25頁 |
著者・共著者 | 黒柳 元、植木美乃、浅井友詞、森本浩之、和田郁雄 |
概要 | 成長期では身体の成長に関係し、骨密度は成人期に対して低く、骨の成長に応じて筋の柔軟性が低下する。また、運動時の姿勢コントロールに必要な反応時間(俊敏性)は、17歳頃に最速となる。筋力に関しては大学生と比較し、小・中学生では明らかに低いことが報告されている。成長期におけるスポーツ外傷の種類は、中学生では骨折が多く、高校生になると足関節捻挫が最も多くを占め、次いで膝関節の外傷、四肢の筋損傷が挙げられる。
成長期のスポーツ外傷の特徴としては、神経筋機能の変化や急性期の治療(固定など)による筋力の低下、さらに疼痛や局所の筋疲労によりその部位の感覚入力が低下することが報告されている。したがって、リハビリテーションは外傷局所の機能回復に加え、全身に対する俊敏性や持久性、調整力を向上するため神経筋の機能促通トレーニングやバランストレーニングを取り入れ、再発予防を含めた総合的なアプローチを行う必要がある。 |