コジマ ケンイチ   KOJIMA, Kenichi
  小嶌 健一
健康科学部 リハビリテーション学科
助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 受託研究等
標題 脳卒中リハビリテーション患者データバンクの基礎分析-合併症と関連する要因についての検討-
執筆形態 共同
掲載誌名 平成19-21年度厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)リハビリテーション患者データバンク(DB)の開発に関する研究 平成20年度総合・分担研究報告書
出版社・発行元 平成19-21年度厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)
巻・号・頁 101-105頁
著者・共著者 本学社会福祉学部 近藤克則、健康科学部 白石成明、健康社会研究センター 鄭丞媛
概要 脳卒中リハビリテーション〈リハ〉患者データバンク(DB)の開発を進めていくにあたり,リハの阻害要因となり得る合併症について,その関連する要因を検討した.
 2008年4月25日までにDBに登録された2094名を分析対象とした.DB登録患者を合併症の有無で分けた2群と,患者の属性や病型,ADL状況,診療科別,カンファレンス実施状況などの14項目についてχ二乗検定で分析をおこなった.
 合併症の「ある」群は「ない」群と比べて年齢が高く,女性に多く,病型では脳出血に多かった.そして,在院日数が長く,入院時BI得点は低く,BI改善率も低くなっていた.この他にも,診療科別ではリハ科に多いこと,病棟種別では回復期病棟に多いこと,退院先では自宅退院に多いこと.定期的にカンファレンスを行っている方が多いこと.主治医(専門医・非専門医)の関わることが多くなっていた.
 脳卒中リハ患者DBの開発を進めていくにあたり,リハの阻害要因となり得る合併症について,その関連する要因が明らかとなった.
 筆者は本研究において、多施設から送られてくるデータの基礎的な分析作業の一部を担当しており、本研究テーマを報告書に纏めた。
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