カミヤマサキ エツヨ
KAMIYAMASAKI, Etsuyo 上山崎 悦代 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 大学研究所等紀要(論文) |
標題 | 「終末期ケアにおける多職種連携・協働の実態-従来型特別養護老人ホームとユニット型特別養護老人ホームとの異同を通して-」 |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 『日本福祉大学社会福祉論集』 |
出版社・発行元 | 日本福祉大学社会福祉学部 |
巻・号・頁 | (第130号),167-190頁 |
著者・共著者 | 宇佐美千鶴,篠田道子 |
概要 | 本研究の目的は、従来型特別養護老人ホームとユニット型特別養護老人ホームでの終末期ケアにおける多職種の連携・協働の実態を明らかにするとともに、両施設の結果を比較し、異同を考察することである。終末期ケアに関わった複数の多様な意見を収集して、潜在的・顕在的な情報を収集して系統的に整理することから、グループダイナミクスを用いて情報把握を行うフォーカス・グループインタビューの調査法を用いた。結果、従来型特養とユニット型特養の終末期ケアにおける多職種連携・協働で類似していたカテゴリーは、終末期ケア開始の宣言と多職種による情報共有、夜間の不安を支える体制づくり、本人や家族の意向を尊重したケアなど6点で、異なった点は、(1)従来型特養はリスク管理と代替案を提示して、ユニット型特養は管理者の方針を反映して終末期ケアを実施、(2)従来型特養は分業型ケアを補完する意見交換を、ユニット型特養は継続的ケアを強化する意見交換をして連携・協働、(3)従来型特養は病院と連携したケアを、ユニット型特養は最期を自宅で看取る新しい試みに意欲が見られた、といった3点であった。本研究の結果を、他の従来型特養とユニット型特養で適用できるかどうかを確認するため、他の研究方法を組み合わせるなど多様な方向からの検証を検討する。
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