ユハラ エツコ
YUHARA, Etsuko 湯原 悦子 社会福祉学部 社会福祉学科 社会福祉学部 社会福祉学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 大学研究所等紀要(論文) |
標題 | 介護殺人事件から見出せる介護者支援の必要性 |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 日本福祉大学社会福祉論集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本福祉大学社会福祉学部 |
巻・号・頁 | (134),9-30頁 |
概要 | 本研究では、過去18年間に生じた介護殺人716件の全体状況を確認し、被告の介護を担う力量が問われた3つの事例の分析を行った。介護殺人防止に向けては、国の施策として生じた事件の情報をデータ化し、特徴や傾向の分析を行い、得られた知見を制度や施策に活かしていくことが求められる。支援の現場では専門職により、介護を担う者の意思や能力の見極めを行うことも必要である。介護者を対象にしたアセスメントと、それに基づくケアプランの作成を行うことは介護殺人の予防のみならず、すべての被介護者と介護者にとって、介護や生活の質の向上を目指すツールとなり得る。現在日本でもイギリスの実践に習い、ケアマネジャーらが介護者アセスメントの開発を行い、ケアプラン作成技術の向上をめざす試みが始まっている。それらを一部の実践に留めることなく、介護者支援の制度として全国に展開していくことが今後の課題である。 |