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キクチ リョウ
KIKUCHI, Ryo 菊池 遼 社会福祉学部 社会福祉学科 講師 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2021/12 |
| 形態種別 | 学術雑誌 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 災害においてNPO・NGOが意識すべき支援フェーズモデルの提案:A.H.Maslowの段階欲求説に基づいて |
| 執筆形態 | 単独 |
| 掲載誌名 | 日本災害復興学会論文集 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 巻・号・頁 | (19),30-37頁 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 著者・共著者 | 菊池遼 |
| 概要 | Maslowの欲求段階説に基づいて、NPO・NGOが意識すべき災害時のフェーズ変化について論じている。フェーズ変化に関する先行研究を概観してみると、Neal(1997)が指摘するように、災害研究者や災害支援活動を実践する人々がそれぞれの主張によってフェーズを規定していた。しかし、本研究ではMaslowの欲求段階説を用いることによって、被災者が望むニーズによってフェーズ変化を捉えることにした。欲求段階説は下位の欲求ほど物理的欲求であり、上位の欲求であるほど精神的欲求であるとしている。つまり、緊急期には物理的欲求であるために成果が見えやすい一方で、精神的欲求は成果が可視化しにくいものであり、NPO・NGOは復興期に向かっていくほど支援の成果評価が難しくなっていく。高次的欲求については、被災者はNPO・NGOが支援する側/される側でなくなり、低次的欲求が満たされることで自立を目指し、地域の課題解決や地域活性化に参画するフェーズを「創造期」と名付けることにした。 |
| researchmap用URL | https://f-gakkai.net/wp-content/uploads/2022/01/ronbun_19_04.pdf |