コダマ ユウ
KODAMA, Yu 兒玉 友 スポーツ科学部 スポーツ科学科 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 統合された国際スポーツ大会の開催に関する研究
-バドミントン・パラバドミントン世界選手権大会2019を事例として- |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 日本障がい者スポーツ学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本障がい者スポーツ学会 |
巻・号・頁 | 29,62-67頁 |
著者・共著者 | 兒玉 友 |
概要 | 本研究は,2019年に初めて統合開催されたバドミントン(BD)とパラバドミントン(PBD)の世界選手権大会の実態を現地でのフィールド調査や種々の資料により把握し,なぜ統合開催が可能となったかについて明らかにすることを目的とした.統合開催を主催した世界バドミントン連盟(BWF)には,統合に向けた明確なビジョン「STRATEGIC PLAN」があり,これが統合開催の重要な条件となっていた.また,大会期間中は,各国のメディアが統合開催やBD,PBD選手らの交流の様子等を取り上げることでPBDの認知度向上に寄与していることが示唆された.一方,会場内の長距離移動や車いす用トイレの確保などバリアフリー面が課題となった.
今後,国内外の各種競技団体が,健常者と障害者の国際大会統合に向けた明確なビジョンや指針を持つことで,それぞれの団体の連携や統合が図られ,ひいては統合大会の開催が促進されると考えられる. |