ミズタニ セイコ
MIZUTANI, Seiko 水谷 聖子 看護学部 看護学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/03 |
形態種別 | 大学研究所等紀要(論文) |
査読 | 査読あり |
標題 | 戦後復興期から高度成長期における保健婦活動の取り組みの特徴~発展途上国の活用に向けて |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 愛知医科大学看護学部紀要 |
巻・号・頁 | 4,9-16頁 |
著者・共著者 | 市江和子、水谷聖子、西川浩昭、小西美智子、斎藤公彦、伊藤安恵、加藤明美 |
概要 | 発展途上国の保健医療水準を向上させるための示唆を得ることを目的に、現在の発展途上国がおかれている状況に共通するものがあるわが国の戦後復興期から高度成長期までの農村僻地・開拓地における保健活動について、先行文献から概観するとともに、退職保健師9名(73~86歳、平均年齢81.9歳)へインタビュー調査を実施した。その結果、発展途上国に応用可能なわが国の戦後の保健婦活動として、1)保健婦が熱意をもって、昼夜を問わず住民の生活相談全般に応えていた。2)応急手当や助産といった緊急な課題への個別対応を契機にコミュニティへ頻繁に出向くようになり、住民の信頼を得ながら活動を組織的なものへ変化させていった。3)保健婦たちの内外の人的・組織的な資源の把握と活用。4)保健婦活動を支え、すぐれた情報の伝達システムとなっていた保健所の存在が明らかになった。 |