ハツダ マサト
HATSUDA, Masato 初田 真人 看護学部 看護学科 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 大学研究所等紀要(論文) |
査読 | 査読あり |
標題 | 訪問によるケアを提供している看護職者が認識する統合失調症をもつ人のエンパワメント |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 日本赤十字豊田看護大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 10(1),109-121頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 初田 真人,石垣 和子 |
概要 | 訪問によるケアを提供している看護職者の認識から統合失調症をもつ人のエンパワメントを明らかにすることを目的に、看護職者11名を対象に半構造化面接を行った。分析の結果、安心感を求められず不安、人間関係を築けない、症状による精神的な追いつめ、活動や就職のあきらめ、家族に従わざるをえない思い、家族関係のきしみ、活動や役割を果たす機会を選択できない、自己評価の低下の8つのパワレスのテーマ、安心できる人間関係の構築、希望に沿った行動拡大、苦悩への守りながらの対処、揺れながらの関係性の受容、家族とのすれ違いを越えた他者肯定、理解の有無に関わらない地域生活、迷惑を避けた活動と役割、新たな方向性の発見の8つのエンパワメントのテーマが明らかになった。自己が安定して存在できる場所とバランスをとりながら存在する方法を見つけることにより地域で能動的に生きていく力を取り戻すことが統合失調症をもつ人のエンパワメントであると考えられた。 |