オオハシ ユキミ   OHASHI, Yukimi
  大橋 幸美
看護学部 看護学科
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2025/01
形態種別 学術雑誌
標題 我が国における就労妊産婦の就労継続に関わる要因の文献検討
執筆形態 共同
掲載誌名 愛知母性衛生学会誌
掲載区分国内
出版社・発行元 愛知県母性衛生学会
巻・号・頁 (42),8-14頁
著者・共著者 石川みなみ、大橋幸美、岡田由香
概要 本研究は、就労妊産婦の就労継続に関わる要因
を先行文献から明らかにすることを目的とし、看
護支援の示唆を得ることである。
 就労妊産婦の就労継続についてCiNii、医学中
央雑誌Web版にて、キーワード検索を行い、16文
献を分析対象とした。対象文献から就労継続に関
わる内容を抽出し、共通性、類似性に則って整理
し、就労継続に関わる項目を抽出し、要因として
整理した。
 結果、就労妊産婦の就労継続に関わる31項目が
抽出され、『就労妊産婦自身の状況』『家族の状況』
『労働状況・職場環境』『保育環境』の4要因に分
類できた。4要因の中には、就労継続を促す項目、
妨げる項目、どちらにもなり得る項目があり、就
労継続する上での必要な内容が明らかとなった。
本研究の結果から、4要因は互いに関連しており、
妨げる項目に関しては、他の項目でまかなうこと
ができれば就労継続可能となることが明らかに
なった。看護者は、専門職として就労妊産婦の健
康状態に着目し、『就労妊産婦自身の状況』が整
うよう働きかけることが重要であることが示唆さ
れた。