ユハラ エツコ
YUHARA, Etsuko 湯原 悦子 社会福祉学部 社会福祉学科 社会福祉学部 社会福祉学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 「介護うつ 認知症介護における介護者支援のための課題;司法福祉の立場から」 |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 『老年社会科学』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 株式会社ワールドプランニング 日本老年社会科学会 |
巻・号・頁 | 34巻(4号),525-530頁 |
概要 | 介護殺人のうち、被害者に認知症、加害者にうつがみられる事件はめずらしくない。介護者は自身の体調不良、被介護者のBPSDなどを理由に将来を悲観し、被介護者を殺害、あるいは心中することがある。介護者は健康な時には誰かに相談するなど問題解決の道を見出すことができても、うつになると思考停止状態に陥り、心中こそが困難な現状を打開する唯一の道と考える傾向がある。
ケアマネジャーや地域包括支援センター職員は、うつの介護者に対し傾聴する、受診を促すなどの支援を行っている。しかし具体的な支援方法が分からない、うつの介護者に使えるサービスが乏しい、介護者の支援にどこまで関わればよいのかが分からないなどがうつの介護者の支援を困難にしている。うつの介護者を支援するにあたり、ケアマネジャーや包括職員のみならず、地域の保健師やかかりつけ医、精神科医も含め、介護者自身を支援するシステムを地域に構築していくことが必要である。 総ページ:6 |