ナカムラ ヤスヒサ
NAKAMURA, Yasuhisa 中村 泰久 健康科学部 リハビリテーション学科 講師 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 統合失調症患者に対する修正版The Tinkertoy Testの信頼性および妥当性の検討 |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 高次脳機能研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人日本高次脳機能障害学会 |
巻・号・頁 | 39(1) |
担当範囲 | 筆頭著者:データ取得,論文作成 |
著者・共著者 | 中村泰久,穴水幸子,山中武彦,石井文康,三村將 |
概要 | 統合失調症患者への発散的思考検査として,修正版The Tinkertoy Test(TTT)採点基準の実用性,信頼性と妥当性を検証した。修正版TTT,デザイン流暢性検査(Design fluency Test:DFT),アイディア流暢性検査(Idea Fluency Test:IFT),統合失調症認知機能簡易評価尺度(The Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia:BACS)ロンドン塔課題を実施した。統合失調症患者群45名,健常者の統制群35名を対象とした結果,統合失調症患者群は検査成績が有意に低かった。次に修正版TTT採点基準のCronbachのα係数は統合失調症群0.82,統制群0.81であり,対象によらず一貫して測定可能であることが示された。また修正版TTT総合計点とDFT,IFT間の相関分析から有意な正の相関が複数の項目で認められ,基準関連妥当性が確認された。これらの結果から,修正版TTTは信頼性および妥当性を有し,統合失調症患者の発散的思考検査として有用であることが示唆された。 |