ユハラ エツコ
YUHARA, Etsuko 湯原 悦子 社会福祉学部 社会福祉学科 社会福祉学部 社会福祉学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「認知症の人を抱える家族を対象にした電話相談の役割--認知症の人と家族の会愛知県支部が行う電話相談5,300件の分析から」 |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 『日本認知症ケア学会誌』 |
出版社・発行元 | 認知症ケア学会 |
巻・号・頁 | 第9巻(第1号),30-43頁 |
著者・共著者 | 尾之内直美、伊藤美智予ほか |
概要 | 目的:認知症の人を抱える家族を対象にした電話相談の実態を明らかにし、電話相談が介護者支援に果たしている役割について検討する。
対象:1999年11月から2009年3月までに、認知症の人を抱える家族の会愛知県支部が受信した電話相談5,300件である。 結果:相談者は女性、続柄では娘が多い。介護経験10年以上が22.8%を占めており、介護の知識と経験が豊富な人に対しても支援を行う必要性が示唆された。1時間以上を要する相談が6.6%存在し、相談者が本当に話したい内容に到達するまで時間がかかる場合があることも確認できた。相談内容は多い順に認知症の症状、介護をめぐる人間関係の順であった。電話相談の役割として、介護者自身を支える役割を担う、介護者の気持ちを受け止め、症状への適切な対応方法を伝えていく、相談者が介護経験を自らの人生に位置付けていく過程に寄り添う、自らの経験を誰かの役に立てたいという者が支援者として活躍できる場を提供する等が確認できた。 総ページ:14 |