タナカ マサヒロ
TANAKA, Masahiro 田中 将裕 健康科学部 リハビリテーション学科 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 重心動揺計を用いた座位バランス能力評価の絶対信頼性の検討. |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 日本作業療法研究学会雑誌(in press) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本作業療法研究学会 |
巻・号・頁 | 27(1) |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
著者・共著者 | ◎田中将裕 |
概要 | 座位バランス能力は,日常生活動作能力に直結する重要な機能だが,その評価は,立位に比べ客観性や微細な変化の検出に課題がある.本研究は,重心動揺計を用いた座位バランス能力評価法として,座位安定性限界面積と座位Index of Postural Stability(IPS)に着目し,相対および絶対信頼性を検討し,最少可検変化量(minimal detectable change; MDC)の95%信頼区間であるMDC95を算出することを目的とした.若年健常成人27名を対象に同一検者が日時を空けて2回測定した結果,座位安定性限界面積および座位IPSの検者内級内相関係数はそれぞれ,0.988,0.875であり,相対信頼性が高いことが示された.絶対信頼性について,系統誤差である加算誤差および比例誤差の存在が否定され,両者ともに絶対信頼性の高い評価指標であることが示された.また,MDC95は,座位安定性限界面積で47.45 ㎠,座位IPSで0.13と算出され,同値未満であれば測定誤差であり,それ以上であれば対象者に生じた「真の変化」と判断できることが明らかとなった. |