オオハシ ユキミ
OHASHI, Yukimi 大橋 幸美 看護学部 看護学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 育児期の親性と家族機能の関連および親性に影響する要因の検討 |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 愛知母性衛生学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 愛知県母性衛生学会 |
巻・号・頁 | (34),14-22頁 |
概要 | 【背景】現代社会において、性役割分業観にとらわれない母親と父親に共通する親性への理解を深め、家族のコミュニケーションや役割調整など家族機能との関連性をふまえた育児支援が重要であると考える。【目的】親性と家族機能との関連および親性に影響する要因について明らかにする。【方法】育児期の親254名を対象に、属性と「育児期の親性尺度(33項目)」、「家族アセスメントインベントリー(30項目)FAI」を用いた無記名自記式質問紙調査を行った。関連性の分析は、Spearman’sの順位相関係数を用いて検討した。影響要因については対象者の属性を独立変数、育児期の親性尺度を従属変数と考えMann-Whitney U検定を用いた。【結果】親性と家族機能とは関連があることが明らかになった。さらに親性に影響する要因として、「親の性別」「心身の状態」「子育て・生活・経済的不安の有無」「育てにくさの有無」「養育体験」「家族形態」が確認できた。看護介入の前提として、親の心身の状態と親の不安の有無、親を取り巻く生活環境をアセスメントすることが必須であり、個人だけでなく家族機能への働きかけが重要である。 |