ニイミ アヤコ
NIIMI, Ayako 新美 綾子 看護学部 看護学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 大規模災害を想定した看護職者の参集意識 看護職の個人的要件との関連 |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | Japanese Journal of Disaster Medicine |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本集団災害医学会 |
巻・号・頁 | 21(2),216-226頁 |
著者・共著者 | ◎新美綾子,堀井直子,佐藤弘子,田口恵美子 |
概要 | A県内の100床以上の病院に勤務している看護職3,940人を対象に、大地震発生時を想定した参集意識を調査した。「必ず参集する」が17.9%で、「状況による」が76.6%、「参集しない」が5.0%であった。参集意識は年齢、臨床経験年数、勤続年数、職位、職種、専門分野の有無、同居人の有無、職員宿舎入居の有無、通勤距離、通勤方法、通勤時間などによって相違を認めた。また、参集意識が高い者は職場帰属意識も高かった。「必ず参集する」者の参集する理由には、看護師としての責任、役割がある、病院までの距離が近いなどが上位であった。「状況による」「参集しない」者の速やかな参集を阻害する要件には、病院までの距離や交通機関の問題が多かったが、「参集しない」者には、自分のことが大切、危険なところには行きたくないなどの理由が目立った。参集意識は、信頼される病院組織運営と専門性が高められる環境などによって高められる可能性が示唆された。 |