ヤマモト サヤカ
YAMAMOTO, Sayaka 山本 さやか 看護学部 看護学科 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 認知症の人をケアする職員に対するシミュレーション教育の有効性の検討
―施設職員を対象とした研修会の実施およびその評価― |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 日本看護福祉学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 25(2),95-109頁 |
著者・共著者 | 藤野あゆみ,山本さやか,田中和奈,百瀬由美子 |
概要 | 本研究は、介護保険施設で働く看護・介護職の認知症の行動・心理症状(BPSD)への対応力の向上を目指したシミュレーション教育の有効性を明らかにすることを目的とした。看護・介護職86名に研修を行い、研修の前後で質問紙調査を実施した。Kirkpatrickの評価モデルに基づいた教育効果の結果は、レベル1(反応)では研修満足度評価はすべての参加者から肯定的評価が得られた。レベル2(学習効果)では、研修内容の理解度クイズの合計得点の平均値は、ベースラインに比べて研修直後、3か月後はどちらも有意に高かった(p <.001)。レベル3(行動変容)では、認知症ケア指針の合計得点の平均値はベースラインに比べて3か月後は有意に高かった(p <.001)。Kirkpatrickの評価モデルにおけるレベル1、2、3に基づいた教育効果の結果、本研究のシミュレーション教育は一定の効果があると考えられた。 |