ニシムラ ナオキ
NISHIMURA, Naoki 西村 直記 スポーツ科学部 スポーツ科学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/08 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | ウルトラファインバブル浴の温熱生理学的効果 |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 日本温泉気候物理医学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本温泉気候物理医学会 |
巻・号・頁 | 84(3),131-139頁 |
担当範囲 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 西村 直記,河原 ゆう子,盛興 美千代 |
概要 | 本研究は極小粒径のウルトラファインバブル(UB)浴の温熱生理学的効果について,小粒径のマイクロバブル(MB)浴およびさら湯(FW)浴と比較・検討した.健康な成人女性7名を対象に,UB浴, MB浴, FW浴の全身浴(湯温40℃)をそれぞれ10分間行わせた.入浴中の耳内温および平均体温の上昇はMB浴で最も高く,UB浴とFW浴ではほぼ同じ上昇傾向を示した.入浴中の局所発汗量はMB浴が最も高値を示し,UB浴が最も低値を示した.MB浴では,発汗発現の閾値体温が最も低く,また体温上昇に対する発汗量の増加が最も大きかったのに対し,UB浴では体温上昇に対する発汗量の増加が3条件の中で最も少なかった.UB浴では,浴槽内に高濃度に発生したUBおよびMBが体内への入熱量を減少させたことにより,耳内温の上昇が抑制され,局所発汗量が最も低値を示したと考えられる.他方,中濃度に発生したMB浴では,UBおよびMBによる入熱量の減少よりも湯の対流による入熱量の増加が上回った結果,耳内温や局所発汗量が最も高値を示したと推察される. |