イワタ ジュン
IWATA, Jun 岩田 純 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/07 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「少子高齢時代における社会保障制度の現状と課題~日本の社会保障制度の変遷が示唆する教訓~」 |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 『日語日文学研究』 |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | 日語日文学会 |
巻・号・頁 | (117),361-401頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | ◎岩田純、柳在相 |
概要 | 本稿は、少子高齢化が進んでいる中、日本の社会保障制度が抱えている課題を分析することにより、日本の社会保障制度の変遷が韓国社会に示唆する教訓などを整理して、少子高齢社会に対応するための政策提言を試みるところにある。
日本と韓国のこれからの未来予測を比較すると、人口の減少、単身世帯比率の増加など、日韓の共通点も多い。権丈(2009)が示す、福祉国家の3類型の家族依存型(日本型)の類型は、日本だけではなく、韓国もこの類型に分類されると思われる。戦後、日本の社会がこれまでに経験してきた社会経済諸情勢の変化は、韓国においても近い将来、同様な状況が起こることが予想される。 本稿では、日本の社会保障制度の変遷を概観し、日本の経済成長や債務、社会保障給付の現状を把握する。そして、日本の年金・医療・介護の保険制度の導入経緯、制度、課題について考察したうえで、さらなる少子高齢化と今後の課題について述べる。そして、韓国の社会保障制度の方向性について日本の社会保障制度の変遷が示唆する教訓を具体的に5つあげた。 |