ノナカ ミツヨ
NONAKA, Nitsuyo 野中 光代 看護学部 看護学科 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | ヤングケアラーと親に関する文献検討 -看護学研究発展に向けて- |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 日本未病学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 30(2),1-6頁 |
著者・共著者 | 河合 桂子, 福田 愛子, 野中 光代, 飯盛 茂子 |
概要 | 【緒言】わが国では2020年度に初のヤングケアラー(YC)実態調査が行われ支援が進められいる。 本研究では、国内外のYCと親に関する文献を概観し、YC研究の方法論を整理し、日本におけるYCの早期発見と支援につながる課題を明らかにする。【方法】 CINAHL と PubMed で 「 "young carer" AND "parent" 」 、医学中央雑誌Web版 (Ver.5) で 「ヤングケアラー AND 親」を検索キーワードとし、10 年分の原著論文を検索し、14 件を分析対象とした。【結果】11件が2018年以降の発表であり、実施国は8 か国であった。筆頭者の専門分野は、社会福祉学と看護学が各3件、教育学、医学、心理学等であった。被介護者を親に限定した文献は1件にとどまり、6件が保護者からの同意を得て研究を実施していた。YC団体やプロジェクト、学校、医療施設、Webサイト等を通じて募集が行われていた。評価指標は Multidimentional Assessment of Caring Activities Checklist for Young Caresがあっ た。【考察】 YC は世界的な現象であり、多職種連携が不可欠な研究課題であることが明らかとなった。YC研究の課題として募集方法や研究の同意があげられる。日本版MACA-YC18の尺度開発や縦断研究により、日本のYCと被介護者の特徴を明確にし、疾患や障がいを持つ人や家族を対象に含める看護の強みを生かした介入研究に発展していくことが望まれる。 |