アサイ ユウジ
ASAI, Yuji 浅井 友詞 健康科学部 リハビリテーション学科 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 胸腰椎椎間板ヘルニアに対する固定術8階施行後の腰背部痛により歩行距離短縮を来した症例に対する機能訓練特化型通所介護と介護予防訪問看護Ⅰ5・2超の併用による効果 |
執筆形態 | 共同 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | メディカルプレス |
巻・号・頁 | 39(12),1137-1143頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 大塚亮、南公大、加藤良典、浅井勇人、小出益徳、浅井友詞 |
概要 | 多部位にわたる腰椎椎間板ヘルニア,感染症により8回の再手術を受け,胸腰椎固定術を施行した症例に対し,機能訓練特化型通所介護と自宅での運動習慣の獲得や疼痛管理を目的とした介護予防訪問看護I5・2超のサービス併用が,疼痛の改善と歩行距離の延長に結びついた一症例を経験したので報告する.症例は,要支援2の60歳代の女性である.術後24か月後より機能訓練特化型通所介護(3-5時間)の利用開始となり,機能訓練およびActivities of daily living(以下,ADL)練習を週2回実施した.術後40か月後より,介護予防訪問看護I5・2超の利用開始となった.機能訓練特化型通所介護(3-5時間)での機能訓練やADL練習によって,筋緊張緩和,圧痛閾値の上昇,体幹伸展および回旋可動域の拡大,下肢筋力向上,30秒椅子立ち上がりテスト(30-seconds chair-stand test:以下,CS-30)とTimed up and go test(以下,TUG)は改善した.一方,疼痛の評価であるVisual analog scale(以下,VAS)や連続歩行距離の変化は小さく,介護予防訪問看護I5・2超の併用により改善が得られた.したがって,通所が可能である要支援認定者に対して,介護予防訪問看護I5・2超の併用をすることで日常生活を詳細に評価でき,疼痛や歩行距離の改善につながった. |